「鳥獣戯画」は「鳥獣人物戯画」という京都右京区の高山寺に伝わる紙本墨画の絵巻物を模して描かれる文様です。
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平安時代から鎌倉時代に複数の作者によって書かれたもので、日本最古の漫画ともいわれています。
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兎や蛙、猿などを擬人化して描かれており甲、乙、丙、丁の全4巻からなります。
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世相を憂いつつ時には風刺した内容もあり、クスリと笑いたくなる茶目っ家のある絵が描かれています。
意匠としてとても魅力があり、現在では長襦袢や腰ひもなどの小物、羽裏や帯などの柄として用いられます。
私の所有する帯の文様は甲巻ー第16紙に描かれている兎と蛙の相撲場面のようです。
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現在では甲、丙巻が東京国立博物館、乙、丁巻が京都国立博物館に寄託保管されているようです。
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機会があれば本物をぜひとも拝見したいと思います。
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最後までお読みくださり、ありがとうございました。
***yukihanakai***
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数年前より様々な文献を読んだり、産地を訪れ自分なりに勉強をしていた時に作成したノートを基に記しておりますので、こちらのブログの内容は諸説ある中のひとつでありますことをご了承くださいませ。