実際には形のないもので、霞や雲のかかった風景を日本独特の感覚で図案化したものです。
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カタカナの「エ」の文字のように見えることから「ヱ霞」と呼ばれるようになったようです。
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着物の文様では全体の地紋として使用したり、部分的にエ霞で区切り、その文様の中にさらに吉祥文様を描き入れることもあります。
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絵巻物で用いられるときには、場面展開として時の推移や距離のある場所を暗示するのに利用されたりするそうです。
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幼少期に読んだ「かぐや姫」などの物語絵本でヱ霞文様に出会っていたような記憶が朧気ながらあります。
これを機に再度読み返してみたくなりました。
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最後までお読みくださりありがとうございました。
***yukihanakai***
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数年前より様々な文献を調べたり、産地を訪れ自分なりに勉強をしていた時に作成したノートを基に記しておりますので、このブログの内容は諸説ある中の一つでありますことをご了承くださいませ。