まだまだ寒い日が続いておりますが日の光に春を感じる「風光る」季節ですね。「風光る」は春の季語だそうです。
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今回は「ご一緒にお着物ライフを楽しみましょう!!その③ お着物をお召しになってお出掛けしたあとにする事ってどんな事??」について紹介させていただきたいと思います。
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『ご着用後どうする??お出掛けしたあとにする事』
① まず手を洗いましょう。
お家に帰られてお着物を脱ぐ前に、外出中の手の汚れがお着物や帯に付かないように、お着物を濡らさないように気をつけて手を洗います。
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② 敷タトウなどを敷きましょう。
衣裳敷き(いしょうじき)や大きな布などを敷いて、きれいな場所を確保します。
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ここで一度にどさっと脱ぎ捨てたくなりますが、少し頑張って身から離れた順に一つ一つ丁寧に綺麗にしておくと、後からのお手入れが楽に感じます(o^―^o)
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③ 帯締め(おびじめ)
しっかりと引っ張って結びくせを直し、房部分がボサボサにならないように房カバーをします。
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④ 帯揚げ(おびあげ)
しわを少し伸ばして四つ折りにしてその上に帯をおきます。(←そうすると帯の重みで少しシワが軽減されます)
収納場所にしまう前にシワが気になるようでしたらアイロンをかけます。
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⑤ 帯(おび)
結んだときに出来た折りじわをアイロン台等平らな所に置き、手でトントンとならしてひろげて湿気をとばします。湿気がとんだらタトウ紙に入っていた通りにたたみ、しまいます。
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⑥ 着物(きもの)
着物ハンガーにシワがつかないようにかけます。
*着用した時間くらい
*風通しのよい場所
*日光や照明のなるべく当たらない所に干します。
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着用したときに何か汚れやシミが出来ていたら専門店に相談します。
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シミや汚れがなければ着物ブラシや着物ふとんなどで衿元から裾に向かいホコリを取り、たたんでタトウ紙に入れてしまいます。
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⑦ 長襦袢(ながじゅばん)
衿しんを抜き、ハンガーにかけて湿気をとばします。
半衿が汚れていたら専門店に相談し付け替えてもらうか、洗いに出します。ご自分で付け替えることも可能です。
湿気がとんだら衿元にシワがはいらないようにたたみ、しまいます。
衿しんは折り目がつかないようにクルクル巻いてしまいます。
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⑧ 小物類
次回のご着用時に困らないようにシワがつかないようにたたんで、収納します。
シワが気になるようでしたらアイロンをかけておきましょう。
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⑨ 足袋・和装下着
手洗いorネットに入れて洗濯機でおしゃれ着用のソフト洗いしましょう。
干すときに手でパンパンとしっかり繊維を伸ばして、こはぜの上の部分を洗濯バサミではさんで干しておくと、アイロンをしなくても次回ご着用時にわりとシワなく気持ちよくお召しになれます。
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今回はお着物でお出掛けしたあと、ご自宅に戻ってから普段私がしていることを順番に紹介させていただきました。
どんなことが必要になるのかしら?いつもの方法ってあっているかしら?とお迷いになられました時の一助となれば幸いです。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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***yukihanakai***
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お着物の事は地域や諸々の条件で必ず答えが一つと言えないこともあります。
私自身が勉強したり、経験した中で得た一般的と思われる知識を記載させていただいておりますが、諸説ある中の一つの意見とお考えいただけますと幸いです。