今回は「ご一緒にお着物ライフを楽しみましょう!!その⑭ 付け下げ(つけさげ)」について紹介させていただきます。
『付け下げ』
第二次世界大戦中、華美な訪問着の代わりに作られたのが「付け下げ」です。
訪問着と違うのは簡略化した柄付けで基本的に縫い目で柄がつながりませんが、着用時模様がすべて上を向くように描かれています。
訪問着よりもシンプルであっさりした印象です。
反物の状態で模様付けをするので、白生地で仮絵羽仕立てする手間が省けます。
訪問着より気軽で小紋よりも格が高いため、着用範囲の広い万能のきものとして重宝されています。
最近は「付け下げ訪問着」という華やかなものも登場しています。
①半衿は白が似合います。
柄がシンプルな付け下げは塩瀬の白の半衿が似合います。
刺繍半衿などもよいでしょう。
②帯は袋帯、金糸銀糸を使用したつづれ帯、洒落袋帯や織の名古屋帯などをあわせます。
お出掛けされる場の格にあわせて、帯の格をあわせます。
③帯揚げは主張の控え目な物を。
綸子や縮緬の淡色の無地やぼかし染め、りんだしの帯揚げなどもよいでしょう。
④帯締めは上品な色使いのものをあわせます。
上品な色使いの帯締めをあわせましょう。
帯どめを使用することもあります。
今回は「付け下げ」について紹介いたしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
***yukihanakai***
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お着物の事は地域や諸々の条件で必ず答えが一つと言えないこともあります。
私自身が勉強したり、経験した中で得た一般的と思われる知識を記載させていただいておりますが、諸説ある中の一つの意見とお考えいただけますと幸いです。