今回は「ご一緒にお着物ライフを楽しみましょうその⑮ 色無地」について紹介させていただきます。
『色無地(いろむじ)』
綸子(りんず)、縮緬(ちりめん)などの地紋のある生地を一色に染めた着物です。
色無地は紋の数により格がかわります。
五つ紋をつけると留め袖に次ぐ正装になります。(改まった式典、親族の結婚式などに着ていくことができます。)
三つ紋をつけると準礼装になります。( 無紋の訪問着より格上になります。)
一つ紋だと略礼装になります。(友人の結婚式やお子さまの入学式、卒業式、よそゆき着などになります。)
紋をつけなければおしゃれ着になります。
①半衿は白が上品です。
塩瀬の白の半衿はすっきりしていて上品です。白地に淡色の刺繍半衿をあわせることも。
②帯は袋帯、丸帯、金糸銀糸を多用したつづれ帯、織名古屋帯や染名古屋帯など格にあわせてよそおいます。
五つ紋、三つ紋は格調高い袋帯をあわせます。
③帯揚げは淡い色のものをあわせます。
紋付きは白に近いお色目が上品です。
淡い色のぼかし染めや無地感の強いものをあわせます。
④帯締めは格にあったものをあわせます。
紋付きには格調高い帯締めを。
無紋のよそゆき着はお好みの色合わせで。
帯留めを使用することもあります。
⑤正装、準礼装でお召しになる場合は扇子をさします。
準礼装の場合は骨部分が黒に限らず、白や赤などや扇の面に色がはいったものもよいでしょう。
⑥正装の時はバックや草履は白地に金銀の布製が正式です
正装の時はバックや草履は佐賀錦などの布製のものをあわせます。
準礼装、略礼装の時にはエナメルやビーズ素材のものをあわせてもよいでしょう。
今回は色無地について紹介させていただきました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
***yukihanakai***
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お着物の事は地域や諸々の条件で必ず答えが一つと言えないこともあります。
私自身が勉強したり、経験した中で得た一般的と思われる知識を記載させていただいておりますが、諸説ある中の一つの意見とお考えいただけますと幸いです。