今回は「ご一緒にお着物ライフを楽しみましょう!!その⑯ 江戸小紋」について紹介させていただきます。
『江戸小紋』
色無地と同じ一色染の着物ですが、のりで防染した部分が白く染抜かれて柄になっているのが江戸小紋です。
色無地と同格に着られます。
江戸時代の武士の裃(かみしも)の柄に由来する格の高い模様が染められた江戸小紋は、紋をつけると略礼装になります。
柄の大きさと種類によって格に違いがあり「江戸小紋三役」と呼ばれる柄や極小の柄は格上です。
「鮫小紋」「行儀」「角通し」が「江戸小紋三役」です。
「一つ紋付き」は準礼装となり、友人の結婚式や式典などの改まった場所で着ることができます。
着物の枚数を沢山持たない昨今では紋をつけると着用範囲が狭くなるため、汎用性を重要視して紋をつけずに略礼装として着用範囲を広げることが多いようです。
遊びの柄や大きい柄の江戸小紋はおしゃれ着となります。
①半衿は白が似合います。
シンプルさが魅力の江戸小紋には白半衿が似合います。
おしゃれ着には淡色衿や刺繍半衿も。
②帯は袋帯、洒落袋帯、織名古屋帯、金糸銀糸を多用したつづれ帯、染名古屋帯、八寸帯などをあわせます。
結婚式やパーティーには金銀の袋帯や洒落服を帯、織の名古屋帯を。おしゃれ着には染名古屋帯、八寸帯などをあわせます。
③帯揚げは同系色をあわせます。
着物、または帯の色に溶け込むような色合いの帯揚げで品よくまとめます。
④帯締めで挿し色を
装いのアクセントになる帯締めはお着物の色と合わせるとうまくまとまります。
今回は江戸小紋についてご紹介いたしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
***yukihanakai***
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お着物の事は地域や諸々の条件で必ず答えが一つと言えないこともあります。
私自身が勉強したり、経験した中で得た一般的と思われる知識を記載させていただいておりますが、諸説ある中の一つの意見とお考えいただけますと幸いです。