今回は「ご一緒にお着物ライフを楽しみましょうその⑰  きれいめ小紋」について紹介させていただきます。
『きれいめ小紋』
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縮緬(ちりめん)や綸子(りんず)などの白生地に、模様の大小にかかわらず型染めや手描きなどで柄が全体に繰り返されているのが特徴で、各地に染の技法が受け継がれています。
フォーマル過ぎず、かといってカジュアルすぎることもない、普段着の気軽さとは華やかさを併せ持つおしゃれ着です。
お洋服でいうとワンピースのような位置づけです。
模様の空間の広い、「飛び柄小紋(とびがらこもん)」や、全体につけられた柄がすべて上を向いている「付け下げ小紋」もあります。
きれいめ小紋とは小紋の中でも無地感の強い「飛び柄小紋」や「古典柄の小紋」を呼びます。
①半衿はよそゆき着には白をあわせます。
改まった場所へ着ていく場合は白または薄いお色目の半衿を合わせます。
②帯は金銀をひかえた袋帯、織の名古屋帯をあわせます。
改まった場所へは金銀をひかえた豪華すぎない袋帯や織の名古屋帯などをあわせます。
③帯揚げは上品なお色目をあわせます。
綸子か縮緬地の淡い色合いやぼかし染めの帯揚げをあわせます。
④帯締めも上品な色合いで。
淡い色合いの帯締めをあわせると全体の雰囲気が上品に。
⑤扇子をさすとを改まった印象に。
赤い骨や白い骨などのお好みのお扇子をさすと小紋でも改まった印象になります。
今回はきれいめ小紋についてご紹介いたしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
                                                                 ***yukihanakai***
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お着物の事は地域や諸々の条件で必ず答えが一つと言えないこともあります。
私自身が勉強したり、経験した中で得た一般的と思われる知識を記載させていただいておりますが、諸説ある中の一つの意見とお考えいただけますと幸いです。

投稿者 yukihanakai