今回は「ご一緒にお着物ライフを楽しみましょう!!その⑳ きれいめ紬」について紹介させていただきたいと思います。
『紬(つむぎ)』
白生地の反物から色柄を染める「染めのきもの」に対して、糸を先に染めてから柄を織り出す着物を「織りのきもの」と言い、紬はその代表格です。
もともとは養蚕農家が出荷できない繭を紡いで自家用の着物をつくったことから発生したもので、基本的には普段着の扱いになります。
全国各地でその土地の特色を生かした織物が作られています。
縞や絣(かすり)などの幾何学模様が多く、柄が細かいほど熟練した技術が必要です。
紬は繭や糸の紡ぎ方によって風合いが異なり、紬糸で織った紬の代表格が「結城紬」です。
着るほどに身体になじむ風合いが特徴です。
生糸から織った紬の代表格が「大島紬」です。独特のシャリ感と美しいつやが魅力です。
『きれいめ紬』
①半衿は白や刺繍半衿など華やかなものをあわせます。
白の半衿や華やかに刺繍された半衿を合わせます。色衿はカジュアルすぎない色柄を選びます。
②帯は絵羽紬には袋帯、洒落袋帯、織柄の名古屋帯などを
きれいめ絵羽紬には袋帯、洒落袋や織柄の名古屋帯を、きれいめ無地紬などには織名古屋帯や、染名古屋帯や八寸名古屋帯もあわせます。
③帯揚げは礼装用の淡い色のものをあわせます。
よそゆき小紋と同じ感覚で、お着物の雰囲気に合った淡いお色目のものが上品にみえます。
④帯締めは礼装用のものをあわせます。
礼装用以外の上質な組の帯締めを。
帯締めやトンボ玉を組み入れたものもお洒落です。
⑤バックや草履は雰囲気にあったお好きなものを
バックは小さめの布製のバックや、エナメルやビーズ、洋装用の小さめのバックなどをあわせても素敵です。昼の外出でしたら上質な竹などの籠でもよいでしょう。
お草履はエナメルやパール加工素材のものなどがよいでしょう。
今回は「紬(きれいめ紬)」について紹介させていただきました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
***yukihanakai***
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お着物の事は地域や諸々の条件で必ず答えが一つと言えないこともあります。
私自身が勉強したり、経験した中で得た一般的と思われる知識を記載させていただいておりますが、諸説ある中の一つの意見とお考えいただけますと幸いです。